2014年8月9日土曜日

台風に見る統計情報の活用

本日、日本列島を横断する形で台風がやってきています。
それが強い台風11号。
ところで、強いとか非常に強いとか
どういった基準で決められていて、最大は何なのか知っていますか?
実は気象庁が定める基準がありまして、最大風速によって
その呼び方が変わってきます。

「強い」最大風速:33m/s(64ノット)以上~44m/s(85ノット)未満
「非常に強い」最大風速:44m/s(85ノット)以上~54m/s(105ノット)未満
「猛烈な」最大風速:54m/s(105ノット)以上


と定められているそうです。
なので、雨台風という雨が強烈に降ってくる台風の場合
風がそれほどでもないので、「非常に強い」や「猛烈な」という
形容詞が使われないことがあります。

ですが、安心してはいけません。
なぜなら、台風被害の多くは土砂崩れなどの土砂災害が主な要因です。
土砂崩れなどの土砂災害の多くは、大変多くの雨が地中へと染み込んだことによって
地盤の緩みや崩れによって引き起こされるからです。

なので、最近の避難情報などの場合には統計情報が役立っているそうです。
どれだけの雨量が降れば地盤が崩れ土砂災害が起こるのか、その統計を求め。
過去の土砂災害と同じような統計データに近づいた場合には
避難指示を優先して発信する。という利用が進んでいるそうです。

なので、台風の形容詞の違いだけに関わらず
しっかりとニュースなどで情報を取得してください。

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